果樹園の片隅に、酔芙蓉が咲いている。 1日花である。 朝咲き始めは、まっ白な、汚れを知らない処女のような花がやがて時間とともに、薄いピンク色に染まり始め、やがては全体が濃い桃色と変化して落下し、花の一生を終える。 ノンべーの顔に赤みがさし、酔えば酔うほど赤茶けた顔は饒舌になり、やがては飲みつぶれ、靜かに寝息を立てて1日を終える。 よくぞ命名したものです。 この花は、妻と長野の小布施を旅行したおり、記念に購入したものです。オープンガーデンの先駆者の庭に咲き誇っていた、酔芙蓉に憧れ、記念に買い入れて、植栽。我が家でも、立派に育ち綺麗な花を咲かしてくれています。我が家も、オープンガーデンに参加しようと思った記念の庭木です。